令和8年度(2026年1月実施)の高松北中学校の入試問題、適性検査Ⅱの問題Bを解説します。適性検査Ⅱは問題A・B・Cの3題を50分で解く形式で、どの問題から解いてもかまいません。
まずは問題文を読んで、自分で解いてみてから解答・解説を確認しましょう。
大問1 塩田での塩づくり
問題
香川県の「讃岐三白」のひとつである塩について、塩田での塩のつくり方(①乾いた砂地に海水をまいて太陽と風で水を蒸発させる→②塩がついた砂に海水をかけて濃い塩水を集める→③砂やゴミを取り除く→④かまで煮詰める)が図で示されています。①では、雨が降ると乾いた砂地をつくることからやり直しになります。
| 1991〜2020年の香川県の平均 | 数値 | 全国順位 |
|---|---|---|
| 年間降水量 | 1150mm | 44位 |
| 1年間の晴れた日数 | 237日 | 3位 |
(1) 香川県の気候が塩田での塩づくりに適している理由を、図の説明と表をもとに説明しなさい。
(2) ③で、砂やゴミを取り除いてきれいな濃い塩水をつくる方法を説明しなさい。
図の説明の中から、「気候」と関係のある言葉を探してみよう。
解答
(1) 塩田での塩づくりは雨が降るとやり直さなければならないが、香川県は雨が少なく、晴れの日が多いため、塩田での塩づくりに適している。
(2) しばらく置いて砂やゴミを沈ませ、上澄み液だけをとる。または、布など細かい目のものでろ過する。
皆さん、答えられたかな?それでは解説を見てみましょう。
解説
(1) 図の①に「雨が降ると、乾いた砂地をつくることからやり直さなければならない」とあります。表から、香川県は年間降水量が全国44位と少なく、晴れた日数は全国3位と多いことがわかります。この2つを結びつけて書くことがポイントです。
(2) 砂やゴミは水にとけないので、時間をおくと底に沈みます。上のきれいな部分(上澄み液)だけを取り出す方法と、布などでこしとる(ろ過する)方法があります。どちらか一つを書ければ正解です。
大問2 食塩とミョウバンのとけ方
問題
20℃・40℃・60℃の水50mLに、食塩とミョウバンがそれぞれ最大何gとけるかを調べた結果です。
| 水の温度 | 食塩 | ミョウバン |
|---|---|---|
| 20℃ | 17.9g | 5.7g |
| 40℃ | 18.2g | 11.9g |
| 60℃ | 18.5g | 28.7g |
(1) 水の温度を変えたときの食塩とミョウバンのとけ方の特徴を、それぞれ書きなさい。
(2) 40℃の水50mLに食塩を20.0g入れてかき混ぜたとき、何gの食塩がとけると考えられますか。
(3) 食塩かミョウバンかわからない白い粉25.0gを、一度にすべて使って見分けるにはどうすればよいか、説明しなさい。
グラフの数字を読み取って、2つの物の「ちがい」に注目してみよう。
解答
(1) 食塩はどの温度でもとける最大の量がほぼ変わらないが、ミョウバンは温度によってとける最大の量が大きく変わる(温度が高いほど多くとける)。
(2) 18.2g
(3) 60℃の水50mLに白い粉25.0gを入れてかき混ぜ、すべてとければミョウバン、とけ残りがあれば食塩とわかる。
皆さん、答えられたかな?それでは解説を見てみましょう。
解説
(1) 食塩は17.9g→18.2g→18.5gとほとんど変わりませんが、ミョウバンは5.7g→11.9g→28.7gと、温度が上がるほど大きく増えています。両方について書くことを忘れないようにしましょう。
(2) 40℃の水50mLにとける食塩は最大18.2gです。20.0g入れても18.2gまでしかとけず、20.0−18.2=1.8gがとけ残ります。
(3) 25.0gをすべてとかせるかどうかで見分けます。60℃の水50mLには、ミョウバンは28.7gまでとけるので25.0gはすべてとけますが、食塩は18.5gまでしかとけないので、25.0−18.5=6.5gがとけ残ります。
ポイント:20℃や40℃では、ミョウバンも食塩も25.0gはとけきらず、どちらもとけ残るので見分けられません。「一方だけがすべてとける温度」を選ぶことが大切です。
実験の問題は、「なぜその条件を選んだのか」まで説明できると得点につながるよ!
令和8年度の問題A・B・Cと、ほかの年度の解説は「高松北中の過去問はいつから?効果的な解き方4ステップと年度別解説まとめ」からご覧いただけます。
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