「北中の面接では、どんなことを聞かれるの?」「うちの子は人前で話すのが苦手だけど大丈夫?」と心配している保護者の方も多いのではないでしょうか。
高松北中の面接は、受験生1人に対して先生が3人で行われるのが基本で、志望動機や学校内外での活動がよく聞かれます。定番の質問への答えを準備し、入室から退室までの礼儀作法も含めて練習しておけば、緊張していても落ち着いて答えられます。
この記事では、北中の面接の形式、よく聞かれる質問と答え方の例、家庭でできる練習法を、令和9年度入試に向けて解説します。毎年、北中受験生の面接練習を担当している受験専門塾・岡川塾(当サイト運営)の塾長が、面接で好印象を残すポイントをお伝えします。
高松北中の面接の形式
令和9年度の面接は、適性検査と同じ1月16日(土)に、入学志願者全員に行われます。
面接は基本的に受験生1人に対して先生が3人の形で行われます。入室してから退室するまでのすべてが面接の範囲です。話す内容だけでなく、あいさつや姿勢、言葉づかいも見られています。
北中の面接でよく聞かれる質問
例年、志望動機と、学校内外での活動についての質問がよく聞かれます。
ただし、傾向が変わる可能性もあるので、次のような質問を幅広く準備しておきましょう。
| 分類 | 質問の例 |
|---|---|
| 志望動機 | なぜ北中を志望したのですか。北中で何をがんばりたいですか。 |
| 小学校での活動 | 小学校でがんばったことは何ですか。委員会や係でどんな仕事をしましたか。 |
| 学校外での活動 | 習い事やクラブ活動で学んだことは何ですか。 |
| 自分について | あなたの長所と短所を教えてください。好きな教科は何ですか。 |
| 将来について | 将来の夢は何ですか。そのために中学校で何をしたいですか。 |
よく聞かれる質問の答え方の例
■「なぜ北中を志望したのですか」
志望動機は、「見たこと・感じたこと・北中でしたいこと」の順で答えると、まとまりのある答えになります。
答え方の例:「学校説明会で、先輩たちが英語で自分の意見を発表している授業を見て、私もこんなふうに話せるようになりたいと思ったからです。北中では、英語の力を伸ばして、国際交流の活動にも積極的に参加したいです。」
パンフレットの言葉をそのまま使うのではなく、自分が実際に見た場面を入れることがポイントです。
▶志望理由の考え方は「学校説明会に参加したら必ずやるべき3つのこと」も参考にしてください
■「小学校でがんばったことは何ですか」
がんばったことは、「何をがんばったか」「どんな工夫をしたか」「何を学んだか」の順で答えましょう。
答え方の例:「図書委員として、本を借りる人を増やすために、おすすめの本を紹介するポスターを毎月つくりました。最初は見てもらえませんでしたが、友だちの意見を聞いて工夫したことで、借りる人が増えました。この経験から、人の意見を取り入れる大切さを学びました。」
■「あなたの長所と短所を教えてください」
短所を答えるときは、短所だけで終わらせず、「直すためにしていること」も一緒に伝えましょう。
答え方の例:「長所は、最後まであきらめずに取り組めるところです。短所は、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなるところです。そのため、時間を決めて取り組むように気をつけています。」
面接で見られている礼儀作法
面接では、話す内容と同じくらい、入室から退室までのふるまいも大切です。
| 場面 | 気をつけること |
|---|---|
| 入室 | ノックを3回→「失礼します」→ドアを静かに閉める→一礼 |
| 着席 | 名前を言い、「よろしくお願いします」と礼をしてから、「どうぞ」と言われてから座る |
| 受け答え | 背筋を伸ばし、質問した先生の目を見て、「です・ます」で話す |
| 退室 | 「ありがとうございました」と礼→ドアの前で「失礼します」と一礼して退室 |
小学生は面接の経験がないことが多く、話すことに集中して礼儀作法がおろそかになりがちです。答えに慣れてきたら、入退室の練習もセットで行いましょう。
家庭でできる面接の練習法3つ
① 定番の質問への答えを親子で準備する
まずは、よく聞かれる質問への答えを、親子で話し合いながら準備しましょう。
答えは文章で丸暗記するのではなく、話したいポイントを箇条書きでメモしておくのがおすすめです。丸暗記すると、途中で忘れたときに言葉が出てこなくなってしまいます。
② 保護者が面接官役になって練習する
保護者の方が面接官役になり、本番と同じように質問してみましょう。
慣れてきたら、準備していない質問をあえてしてみるのも効果的です。考えながら答える練習になります。
③ いろいろな人に面接官役を頼む
家族だけで練習していると、緊張感がゆるみがちです。
本番の面接官は初対面の先生なので、祖父母や塾の先生、小学校の先生など、相手を変えて練習すると本番に近い緊張感で練習できます。
今から入試までの面接対策スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10月 | 志望動機・がんばったことなど、定番の質問の答えを準備する |
| 11月 | 保護者が面接官役になって、週1〜2回練習する |
| 12月 | 入退室の礼儀作法も含めて、本番の流れで練習する |
| 1月 | 相手を変えて最終確認。前日は答えのメモを見直す程度に |
▶入試全体の日程は「【令和9年度】高松北中入試の日程まとめ」をご覧ください
面接でよくある失敗パターン3選
① 答えを丸暗記して棒読みになる
丸暗記した答えは、棒読みになったり、途中で忘れて言葉に詰まったりしがちです。
ポイントだけ覚えて、自分の言葉で話す練習をしましょう。
② 声が小さく、下を向いて話す
緊張すると、声が小さくなり、下を向いてしまいがちです。
練習のときから、「部屋のいちばん後ろの人に届く声」を意識して話しましょう。
③ 聞かれたことと違うことを答える
準備した答えを言うことに集中しすぎて、質問とずれた答えをしてしまうことがあります。
質問をよく聞き、わからないときは「もう一度お願いします」と聞き直しても大丈夫です。
質問別の答え方のポイント
よく聞かれる質問のほかにも、次のような質問が考えられます。答えるときのポイントを確認しておきましょう。
| 質問 | 答えるときのポイント |
|---|---|
| 好きな教科は何ですか | 好きな理由と、中学校でその教科をどう学びたいかまで話す |
| 最近気になったニュースは何ですか | ニュースの内容を短く説明し、自分の考えを一言添える |
| 友だちとけんかをしたとき、どうしますか | 自分の経験をもとに、相手の話を聞くことなど具体的な行動を話す |
| 中学校で不安なことはありますか | 不安なことだけでなく、それをどう乗り越えたいかも話す |
| 最後に何か言いたいことはありますか | 北中に入学したい気持ちを、短く前向きに伝える |
どの質問でも、「結論→理由→具体例」の順で話すと、短い時間でも伝わりやすくなります。作文の型と同じなので、作文の練習と面接の練習をつなげて考えると効率的です。
面接当日の流れと心構え
■控室での過ごし方
面接の順番を待つ控室でも、落ち着いた態度で過ごしましょう。
控室では、準備した答えのメモを見直すなど、静かに過ごすのが基本です。緊張したときは、ゆっくり深呼吸をしてみてください。
■緊張したときの対処法
面接で緊張するのは当たり前のことです。
緊張して言葉に詰まったときは、「少し考えてもよろしいですか」と伝えてから、落ち着いて答えれば大丈夫です。無理に早く答えようとするよりも、自分の言葉でしっかり答えることを大切にしましょう。
■答えを忘れてしまったら
準備した答えを忘れてしまっても、あわてる必要はありません。
丸暗記した文章ではなく、話したいポイントを覚えておけば、言葉が違っても内容は伝えられます。「何を伝えたいか」をいつも意識して練習しておきましょう。
保護者ができる声かけ
面接の練習では、保護者の方の声かけがお子さんの自信につながります。
- 練習のあとは、まず良かったところを具体的にほめる
- 直してほしいところは、一度に1つだけ伝える
- 「完璧に話せなくても大丈夫」と伝え、安心させる
- 本番前日は、新しいことを言わず「ここまでよくがんばったね」と声をかける
面接官が見ているのは、上手に話せるかどうかだけではありません。北中で学びたいという気持ちが、自分の言葉で伝わるかが大切です。その気持ちを引き出せるよう、ご家庭で温かく見守ってあげてください。
面接に関するよくある質問
■面接の服装はどうすればいい?
特別な服を用意する必要はありません。学校の制服で臨みましょう。
小学校の制服がある場合は、制服での受検が最も無難です。大切なのは、服装よりも姿勢や表情、話し方です。
■方言で話してもいい?
方言が出てしまっても、それだけで評価が下がることはないと考えてよいでしょう。
ただし、面接では「です・ます」を使ったていねいな言葉づかいを心がけましょう。ふだんから、先生と話すときにていねいな言葉を使う練習をしておくと、本番でも自然に話せます。
■答えがわからない質問をされたら?
わからないことを聞かれたときは、正直に「わかりません」と答えても大丈夫です。
そのうえで、「〜については知らなかったので、これから調べてみたいです」のように、前向きな一言を添えられると印象がよくなります。
■面接の練習はいつから始めればいい?
志望理由などの答えを考え始めるのは、10月ごろからがおすすめです。
答えが固まった11月ごろから声に出す練習を始め、12月には入退室も含めた本番の流れで練習できるとよいでしょう。
面接練習チェックリスト
練習のたびに、次の項目ができているか確認してみましょう。
| ブロック | チェック項目 |
|---|---|
| 話す内容 | 志望動機を30秒〜1分で話せる |
| 話す内容 | 小学校でがんばったことを具体的に話せる |
| 話す内容 | 結論から先に話している |
| 話し方 | 面接官の目を見て話している |
| 話し方 | 「です・ます」で、はっきりした声で話している |
| マナー | 入室・着席・退室の流れを覚えている |
| マナー | 背筋を伸ばして座っている |
チェックが入らない項目は、次の練習で意識するようにしましょう。一度にすべてを直そうとせず、1回の練習で1つずつできることを増やしていけば十分です。
入室から退室までの流れを練習しよう
面接の練習をするときは、質問に答える部分だけでなく、入室から退室までを1つの流れとして練習しましょう。
ドアのノック、あいさつ、名前を言う、座る、質問に答える、お礼を言う、退室する、という一連の流れを、家のドアを使って何度か練習しておくと、本番でも体が自然に動くようになります。
まとめ:準備と練習で、面接は必ず上手になる
- 北中の面接は、受験生1人に対して先生3人が基本
- 志望動機と学校内外での活動がよく聞かれる
- 入室から退室までの礼儀作法も見られている
面接は、練習した回数だけ自信がつきます。まずは今日、「なぜ北中に入りたいか」を親子で話し合うところから始めてみてください。
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