「北中入試まであと2か月。今から何を優先すればいいの?」「全部やろうとして、何も終わらない…」と焦っている保護者の方も多いのではないでしょうか。
入試まで残り2か月の時期は、新しいことに手を広げるより、優先順位をつけて「点が取れる力」を固めることが大切です。過去問・作文・面接の3つを軸に、1週間単位で計画を立てて進めましょう。
この記事では、北中入試の2か月前から取り組む勉強法と優先順位、1週間のスケジュール例を、令和9年度の入試日程に合わせて解説します。毎年、直前期の受験生を指導している受験専門塾・岡川塾(当サイト運営)の塾長が、残りの期間で点数を伸ばすコツをお伝えします。
令和9年度 北中入試まであと何日?
令和9年度の北中入試は、1月8日(金)・9日(土)に出願、1月16日(土)に適性検査と面接です。
11月中旬の時点で、受検日まではおよそ2か月です。冬休み明けすぐに出願となるため、実際に勉強に使える時間は思っているより短いと考えておきましょう。
▶日程の詳細は「【令和9年度】高松北中入試の日程まとめ」をご覧ください
残り2か月でやるべきことの優先順位
残りの期間でやるべきことを、優先順位の高い順に整理しました。
| 優先順位 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 過去問の解き直し | 一度解いた問題を確実に解けるようにするのが、最も効率よく点につながる |
| 2 | 作文を時間内に書き切る練習 | 配点20点。練習量がそのまま点数に表れやすい |
| 3 | 面接の練習 | 本番の緊張の中で話すには、くり返しの練習が必要 |
| 4 | 苦手分野の復習 | 過去問で見つかった苦手にしぼって復習する |
| 5 | 新しい問題集 | 時間に余裕がある場合のみ |
「新しい問題集を1冊終わらせる」よりも、「今まで解いた問題を確実に解けるようにする」方が、残り2か月では点数につながります。
分野別の直前期の勉強法
■融合問題(問題A・B・C)
融合問題は、過去問の解き直しを中心に進めましょう。
1回目に間違えた問題に印をつけておき、1週間後にもう一度解きます。2回目に解けなかった問題こそが、本当の苦手です。その分野だけを教科書や問題集に戻って復習しましょう。
▶問題の特徴は「高松北中の適性検査とは?」、各年度の解説は過去問解説の記事一覧をご覧ください
■作文
作文は、週に2本を目安に、時間を計って書く練習をしましょう。
書いたあとは、必ず誰かに読んでもらい、直したところを次の作文に活かします。書く前に構成メモをつくる習慣も、この時期に定着させておきましょう。
▶作文のコツは「高松北中の作文でよく出るテーマの種類と、時間内に書き切るコツ」をご覧ください
■面接
面接は、週に1〜2回、5〜10分程度の練習を続けましょう。
志望動機など定番の質問に加えて、準備していない質問にも答える練習をしておくと、本番で落ち着いて話せます。
▶面接の練習法は「高松北中の面接でよく聞かれる質問と答え方」をご覧ください
直前期の1週間スケジュール例
平日は学校があるので、1日1〜2時間を目安に、曜日ごとにやることを決めておくと迷わず取り組めます。
| 曜日 | 取り組むこと |
|---|---|
| 月 | 過去問(問題Aなど1つ)を時間を計って解き、その日のうちに解き直し |
| 火 | 作文を1本書く |
| 水 | 過去問(問題Bなど1つ)+解き直し |
| 木 | 作文を1本書く+面接の練習 |
| 金 | 過去問(問題Cなど1つ)+解き直し |
| 土 | 問題A〜Cと作文を本番と同じ順番・時間で通して解く |
| 日 | 1週間で間違えた問題の解き直しと苦手分野の復習、面接の練習 |
残り2か月でよくある失敗パターン3選
① 新しい問題集に次々と手を出す
不安になると、新しい問題集を買いたくなるものです。
しかし、解きっぱなしの問題が増えるだけで、力が定着しないことがあります。まずは手元の過去問を確実に解けるようにしましょう。
② 苦手な分野を避けてしまう
得意な問題ばかり解いていると、安心できる一方で点数は伸びにくくなります。
苦手な分野こそ、短い時間でもよいので毎日ふれるようにしましょう。
③ 夜遅くまで勉強して生活リズムが崩れる
入試は午前中から始まります。夜遅くまで勉強する習慣がつくと、本番で頭が働かないこともあります。
早寝早起きのリズムで勉強する習慣を、今のうちからつけておきましょう。
2か月の過ごし方を時期ごとに分けて考える
残り2か月を、3つの時期に分けて考えると、やるべきことがはっきりします。
| 時期 | 目標 | やること |
|---|---|---|
| 11月中旬〜12月上旬 | 苦手をはっきりさせる | 過去問を1年分ずつ解き、間違えた問題の種類を分類する |
| 12月中旬〜冬休み | 苦手をつぶし、通しで解く | 苦手な種類の問題を集中的に練習。冬休みは問題A〜Cと作文を通しで解く |
| 1月(冬休み明け〜16日) | 自信をつけて本番へ | 新しい問題は解かず、解き直しと面接の最終確認に集中する |
■11月中旬〜12月上旬:苦手をはっきりさせる
この時期は、過去問を解いて「どこで点を落としているか」をはっきりさせることが目標です。
間違えた問題を「知識が足りなかった」「読み取りができなかった」「理由を書けなかった」「時間が足りなかった」の4つに分類してみましょう。分類すると、何を練習すればよいかが見えてきます。
■12月中旬〜冬休み:苦手をつぶし、通しで解く
分類した苦手のうち、多かったものから集中的に練習します。
たとえば「理由を書けなかった」が多ければ、理由を説明する問題だけを複数年分まとめて解くと効果的です。冬休みに入ったら、問題A・B・Cと作文を本番と同じ順番・時間で通して解き、時間配分を確認しましょう。
▶冬休みの過ごし方は「北中受験生の冬休みの過ごし方」で詳しく解説しています
■1月:自信をつけて本番へ
1月は、新しい問題に手を広げず、これまで解いた問題の解き直しに集中します。
一度間違えた問題が解けるようになると、「これだけやったから大丈夫」という自信につながります。
間違いの原因別の対策
過去問で間違えた問題は、原因によって対策が変わります。
| 間違いの原因 | 対策 |
|---|---|
| 知識が足りなかった | 教科書や参考書に戻って、その単元を復習する |
| 資料や会話文を読み取れなかった | 問いで聞かれていることに線を引き、必要な情報だけを探す練習をする |
| 理由を書けなかった | 解答例と比べて、足りなかった言葉を確認する。「〜だから、〜である」の形で書く練習をする |
| 時間が足りなかった | わからない問題は飛ばして、最後にもどる練習をする |
原因をはっきりさせずに問題を解き続けても、同じ間違いをくり返してしまいます。「なぜ間違えたのか」を一言でメモしてから解き直すようにしましょう。
直前期の保護者のサポート
■スケジュール管理を手伝う
小学生が一人で2か月の計画を立て、守り続けるのは簡単ではありません。
1週間の予定表を一緒につくり、終わったことにチェックをつけていくと、お子さんも達成感を感じながら進められます。
■不安な気持ちを受け止める
入試が近づくと、お子さんが不安な気持ちを口にすることもあります。
そんなときは、「大丈夫」とすぐに励ますよりも、まずは「不安なんだね」と気持ちを受け止めてあげてください。そのうえで、「ここまでこれだけがんばってきたね」と、積み重ねてきたことに目を向けられるように声をかけましょう。
■体調管理を最優先にする
直前期にかぜをひいてしまうと、勉強の計画が大きくくずれてしまいます。
十分な睡眠とバランスのよい食事、手洗い・うがいなど、家族みんなで体調管理を心がけましょう。
直前期の勉強に関するよくある質問
■塾に通っていなくても間に合う?
塾に通っていなくても、過去問を中心に優先順位をつけて取り組めば、力を伸ばすことはできます。
ただし、作文の添削や面接の練習は、第三者に見てもらうことで大きく伸びる分野です。学校の先生や身近な大人に協力をお願いするのもよい方法です。
■1日何時間勉強すればいい?
平日は学校があるので、1日1〜2時間を目安に、毎日続けることを大切にしましょう。
時間の長さよりも、「今日は何をするか」を決めて取り組むことの方が、力につながります。
直前期のメンタルの整え方
■「できたこと」を毎日1つ書き出す
入試が近づくと、できないことばかりに目が向きがちです。
1日の終わりに、「今日できるようになったこと」を1つノートに書き出してみましょう。小さなことでも、積み重なると「これだけやってきた」という自信になります。
■ほかの受験生と比べない
友だちの模試の点数や勉強時間が気になることもあるかもしれません。
しかし、比べるべきなのは昨日の自分です。1か月前の自分と比べて、何ができるようになったかに目を向けましょう。
■本番の自分をイメージする
入試当日の朝から帰るまでの流れを、頭の中で具体的にイメージしてみましょう。
会場に着いて、問題を解いて、面接で落ち着いて話している自分を想像しておくと、本番の緊張をやわらげることができます。
入試当日までのチェックリスト
| 時期 | チェック項目 |
|---|---|
| 12月中 | 過去問を本番と同じ形で通して解いた |
| 12月中 | 出願書類の準備が終わった |
| 12月中 | 面接の定番の質問に答えられる |
| 冬休み明け | 解き直しノートを見直した |
| 出願後 | 当日の持ち物をそろえた |
| 前日 | 会場までの行き方と時間を確認した |
| 前日 | いつもの時間に寝る準備ができた |
チェックリストは、壁に貼ったり、机の前に置いたりして、毎日目に入るようにしておくと、やり忘れを防げます。
▶出願の準備は「高松北中の出願準備チェックリスト」をご覧ください
入試前日と当日朝の過ごし方
■前日は早めに切り上げる
入試前日は、新しい問題を解いたり、夜遅くまで勉強したりするのはやめましょう。
解き直しノートや作文のネタ帳を軽く見直し、持ち物を確認したら、いつもどおりの時間に寝ることが大切です。
■当日の朝は「いつもどおり」を心がける
当日の朝は、いつもと同じ時間に起き、しっかり朝ごはんを食べましょう。
会場には時間に余裕を持って到着するようにし、試験が始まるまでは、作文の型や面接で話すポイントを軽く確認する程度で十分です。
▶持ち物は「高松北中の出願準備チェックリスト」の持ち物チェックリストをご覧ください
まとめ:優先順位をつければ、2か月でも力は伸びる
- 優先するのは「過去問の解き直し」「作文」「面接」
- 新しいことより、今までの問題を確実に解けるようにする
- 1週間単位で計画を立て、生活リズムを整える
残り2か月は、焦りやすい時期ですが、やるべきことをしぼれば、まだまだ力は伸びます。まずは今日、今週の予定表に「何曜日に何をするか」を書き込んでみてください。
「直前期の勉強の進め方を相談したい」という方は、当サイトを運営する受験専門塾・岡川塾にご相談ください。北中入試の適性検査・作文・面接まで、本番を見すえた対策を行っています。

