過去問解説

令和2年度 高松北中入試問題 問題C 大問2

問題

 同じ長さの細い棒を使い、下の図のように六角形が10個つながった形をつくりました。この時、細い棒は何本になるかについて、まなぶさんとひかりさんがそれぞれ考えました。

まなぶさんとひかりさんは、それぞれ次のような式で表し、51本と求めました。2人はどのように考えて答えを求めたのでしょうか。2人の考えと式をもとに、図や言葉を使って、それぞれ説明しなさい。
(まなぶさんの考えた式)
6+5×9=6+45
     =51

(ひかりさんの考えた式)
6×10−9=60−9
     =51

先生

少し難しい問題ですね。2つの式を見てじっくり考えましょう。

解答

(まなぶさんの考えた式)

6+5×9=6+45
     =51

考え方:一番左はしの六角形には6本の棒があり、その右に5本の棒をつなげると2個の六角形がつながる。これを9回繰り返すと10個つながった形ができるので、6+5×9=51より51本である。

(ひかりさんの考えた式

6×10−9=60−9
     =51

考え方:1個の六角形は6本の棒でできている。六角形は10個あるので、6×10=60より60本必要となるところだが、棒の重なる部分は、9か所あるので60−9=51より51本である。

先生

2つとも答えられましたか?では、解説を見てみましょう。

解説

このような問題は、
式に出てくる数を図から見つけ出すことがコツです!

◆まなぶさんの考えた式


×=6+45
     =51
6は1番左はしの六角形のすべての棒の数です。
5はその右にある形の棒の数です。
9は5本の棒が繰り返される回数です。
よって、6+5×9 という式が考えられます。

◆ひかりさんの考えた式

×10=60−9
     =51
6は六角形1個の棒の数です。
10は六角形の数です。
9は重なっている部分の棒の数です。
よって、6×10−9 という式が考えられます。

先生

図を1個ずつ見たり、つなげて見たり、いろんな見方をしてじっくり考えてほしい問題ですね。

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塾長
生まれも育ちも香川県民。普段は自分の塾で高松北中受験生に毎日受験指導を行っています。高松北中入試において、合格者実績No.1を誇ります。高松北中入試のことならだれよりも詳しい。趣味は鉱物集めと演劇。疑問があれば何でも聞いてくださいね!