北中入試 過去問題
問題
次の資料は、たろうさんが、夏休みの自由研究で、明治時代の政治について調べてまとめたものの一部です。これを見て、後の問いに答えなさい。
1 たろうさんは、資料1、資料2を見ながら明治時代の政治の動きについて考え、次のように文章にまとめました。資料1、資料2から考えて、次の文章中の ア 、 イ に適する言葉を考えなさい。
資料をよく読んで答えを考えましょう。
解答
(解答例)
ア ・政府の立場で政治を変えようとした
・政府の中心で活躍した
などから1つ
イ ・言論で主張した
・言葉で政府に対抗した
などから1つ
キーワードを答えられましたか?では、解説を見てみましょう。
解説
◆ ア について
木戸孝允と伊藤博文・西郷隆盛と板垣退助の違いを資料から見つけ出す必要があります。
文章から西郷隆盛と板垣退助は[政府と違う立場で政治を変えようとした]ことが分かります。
資料1→木戸孝允 [使節団の一員として]と書かれています。
使節団とは、ある目的において国の代表として外国を訪れる団体です。覚えておきましょう。
→伊藤博文 [初代内閣総理大臣になった]と書かれています。
この2つの文章から、二人は政府の中心で活躍したことが分かります。
◆ イ について
文章では、[西郷隆盛は政府に対して武力で反乱を起こしたが、板垣退助は( イ )ので、新しい政府のあり方を求める方法が違っていた。]とあるので、西郷隆盛が政府のあり方を求める方法と板垣退助が政府のあり方を求める方法は反対であることが分かります。
言葉の意味を思い出し、反対の言葉を考えましょう。
西郷隆盛↔︎板垣退助
政府に対して武力で反乱↔︎ ( イ )
西南戦争の中心人物↔︎国会開設の要望書を提出
武力の反対は言葉・言論ですので、板垣退助は言葉で政府に対抗したことが分かります。
コツコツ練習して思考力を磨きましょう!
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