過去問解説

平成30年度 高松北中入試問題 問題B 大問1

北中入試 過去問題

問題

次の文は、ひろしさんがたろうさんが夏休みの自由研究について話した内容の一部です。これを読んで、あとの問いに答えなさい。

1. 文中の( X ),( Y ),( Z )にあてはまる言葉や人物名の組み合わせとして正しいものを、次のア〜エから一つ選んで、その記号を書きなさい。
ア X 藩校(はんこう) Y 大和絵(やまとえ) Z 喜多川歌麿(きたがわうたまろ)
イ X 寺子屋 Y 大和絵 Z 歌川広重
ウ X 寺子屋 Y 浮世絵(うきよえ) Z 歌川広重
エ X 藩校 Y 浮世絵 Z 喜多川歌麿

先生

著作権の関係で全ての資料を掲載できなくてすみません!ご自身で一度検索してみてどんな絵画か確認してください。

解答

先生

皆さん、答えられたかな?それでは解説を見てみましょう。

解説

◆X 寺子屋について
寺子屋とは、江戸時代庶民(町民や百姓)の子供たちが読み書き計算を習うために通った場所のこと。
一方、藩校とは、藩士(各藩に仕える武士のこと)の子供たちが、武士としての教養を身に付けるために通った場所のこと。
主な違いは、『誰が』通うところか、にあります。

◆Y 浮世絵について
浮世絵とは、江戸時代に生まれた絵画様式。美人画や名所絵などがあり、当時の庶民の生活がうかがえるものが多い。
大和絵とは、平安時代に生まれた絵画様式。浮世絵に影響を与えた。『源氏物語』や『枕草子』に代表される国風文化(日本独自の貴族文化)が強く影響している。
主な違いは、『いつ』の絵画様式か、にあります。

◆Z 歌川広重
『東海道五十三次』は東海道の風景を描いた浮世絵の連作(シリーズ)。
歌川広重とは、風景画で有名な江戸時代の浮世絵師。
喜多川歌麿とは、美人画で有名な江戸時代の浮世絵師。
この2人は『得意な絵のジャンル』が異なります。

先生

少しずつ言葉の意味を覚えていきましょう。

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塾長
生まれも育ちも香川県民。普段は自分の塾で高松北中受験生に毎日受験指導を行っています。高松北中入試において、合格者実績No.1を誇ります。高松北中入試のことならだれよりも詳しい。趣味は鉱物集めと演劇。疑問があれば何でも聞いてくださいね!