高松北中の入試では、教科を問わず記述形式の問題がほとんど。
そのため、算数や社会、理科の問題でも「文章を書く力」が求められます。
とはいえ、その力をつけるのはなかなか自分だけでは難しいもの。
今回は、「読みやすい文章」を書くためのポイントについてお話します。
1文は短く!
1つ目のポイントは、文をだらだら長く続けないこと!
1文の長さは、40〜60字が理想といわれています。
これは、新聞記者が記事を書く際のルールにもなっているそうですよ。
ちなみに、一般的な原稿用紙(400字詰め)は1行20字。
1文あたり2行〜3行を目安にしましょう。
文を簡潔にするためには、不要な言葉をいかに省くかが重要です。
1文ごとに必ず読み返し、
「この接続詞、本当に必要かな。」
「この形容詞はなくても伝わるかも。」
など、添削を行いましょう。
主語は文のはじめに!
2つ目のポイントは、主語を文のはじめに持ってくること。
以下の2つの文を読み比べてみましょう。
- 古くから人間の良きパートナーである犬は、現在もさまざまな場面で活躍している。
- 犬は、古くから人間の良きパートナーであり、現在もさまざまな場面で活躍している。
いかがですか?
「犬」という主語が前にある下の文は、
「何についての話か」がより早く分かるようになっていますね。
文を読んでいる途中で主題が分からなくなると、人はストレスを感じます。
主語を明確にしない場合、文のねじれも起きやすくなりますので注意しましょう。
同じ単語・表現を繰り返さない!
3つ目のポイントは、同じ単語や表現を繰り返さないこと。
同じ内容を何度も繰り返されると、テンポが悪くなり読みにくくなります。
例として以下の文を見てみましょう。
- 運動会の日はとても暑かったが、とても多くの人が見に来てくれて私はとてもうれしかった。
- 運動会の日はとても暑かったが、多くの人が見に来てくれて私はうれしかった。
これは少し極端な例ですが、同じ言葉の繰り返しは省略できることが多いです。
名詞なら指示語(それ、このこと など)に置き換えるのもよいでしょう。
繰り返しは、語彙の不足や文字数稼ぎに見えることもあるため避けるようにしましょう。
ここまで3つのポイントをご紹介してきましたが、みなさんは守れていましたか?
これまで北中模試や学校の授業で書いた作文を振り返って確認してみてくださいね。
同じ問題やテーマでもう一度書き直してみるとさらに「文章を書く力」がアップしますよ!
夏休みの作文や読書感想文でも3つのポイントを意識しましょう!