合格に直結する「評価」
「学習指導要領」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
学校において、どんな内容を学び、どう評価をし、どんな力を身に付けてほしいか、
大まかな方針を定めたものです。
現在のものは、小学校で2020年度から、中学校で2021年度から始まった新しいものです。
何が変わったのかというと、評価の方法そのものが大きく変わりました。
小学校での評価は、入試の際に「調査書」として中学校に伝わります。
高松北中の入試を考えている人は、自分がどう評価されていて、どうすればよい評価になるのかを知らなければなりません。
難しいのは「学びに向かう力・人間性」
以前の学習指導要領では「関心・意欲・態度」という項目がありました。
授業にしっかり取り組み、提出物をきちんと出し、グループ活動にも積極的に参加していれば、
ABC評価でAがもらえていました。
しかし、新しい学習指導要領の中に「関心・意欲・態度」の項目はありません。
代わりに「学びに向かう力・人間性」という項目が追加されました。
以前はAがついていたような人でも、評価項目が変わったとたんに、B評価になることもあります。
なぜ新しい基準だと評価が下がるの?
そもそも人間性って評価できるの?
こう思いませんでしょうか。
実は、これが大きなポイントです。
人間性を完璧に評価することなんて、絶対にできません。
では、学校の先生はどうやってそこを評価しているのか。
ここに、合格を大きく近づけるヒントがあります。
3つの習慣で評価を上げる
「学びに向かう力・人間性」は、
「勉強に対する姿勢」の総合得点だと思ってください。
あらゆる場面で、勉強に対して積極的になりましょう。
おすすめする習慣を、場面ごとに分けて3つ紹介します。
①【授業中】挙手発表をする or 目を合わせてうなずく
授業に関しては、発表が一番のアピールです。分かる問題に対しては、必ず発表するようにしましょう。
しかし、教室の雰囲気が重いとき、問題が難しいとき、必ずしも発表ができるときばかりではありません。
そういうときでも、できることがあります。
先生の説明を、目を合わせて、うなずきながら聞くのです。
話し手の印象が全く変わってきます。
大きくうんうん、でなくてかまいません。
小さく、小さくのうなずきでいいのです。
小さくても、話している方は必ず気づきます。
②【授業後】質問しに行く
授業の中で、わからなかったことを質問しに行ってください。
これだけで、勉強に対する姿勢が見えます。
これも、長くなくてかまいません。
1つだけ、短くでいいのです。
あまり行き過ぎるのも逆効果ですから、
1日に1、2回程度がベストでしょうか。
さらに、授業中に質問を考えていくことで、
要点がどこか考える力もついていきます。
③【家庭】自主学習ノートをする
その日習った範囲の復習でも、次の日の予習でもかまいません。
授業の内容と絡めて、ネットで調べたことを書くととても面白いでしょう。
そして、次の日に連絡帳と一緒に提出するのです。
勉強に対する姿勢、という観点では、最強の方法と言えるでしょう。
1日1ページの自主学習をすれば、
家庭学習の習慣化だけでなく、その人の学習の力自体も大きく伸びることでしょう。
習慣を作るチャンスは今
年度が始まったら、新しい習慣を始めるのはとても難しくなります。
次の1年、どんな習慣をつけたいかを考えるのは、今しかありません。
春休みの間に家庭で考えておけると、4月に良いスタートを切れますね。
合格を目指して、
一緒にがんばりましょう!