北中入試 合格の秘訣
北中受験の難しい点
高松北中入試は「融合問題」「作文問題」「面接試験」で構成されており、どれも自分の考えを論理的に述べることができるかという点を評価されます。特に、筆記課題である「融合問題」「作文問題」は1問1答のような“知っているから正解できる”問題は少なく、ほぼ記述式問題で作られています。「答えを書きなさい。またその考え方も合わせて書きなさい。」という問題が多く、特に「融合問題」の大問3題の最終問題全てにおいてこの問われ方をしています。
学校のテストとは出題傾向が全く異なるので、高松北中入試の特別な受験勉強を講じないと合格はなかなか難しいです。現に、学校のテストで良い点を取っていても、北中入試の点数は低いということはよく起こり得ます。書店に行って本を探しても、北中入試の「融合問題」に対する対策本はなく、過去問で研究するしかない現状です。
思考力を磨くコツ
もちろん、高松北中受験対策を実施している受験塾に行くことが1番良いですが、その上でご家庭でもできる対策方法があります。
それは“親が子供に理由を聞く“ことです。
例えば、ニュースをテレビで一緒に見ている時、「なぜこうなったと思う?」と理由を口頭で聞いてください。そうすれば、子供は理由を考えます。そして、その理由が曖昧なものであれば、再度部分的に理由を聞いてください。
例をあげて考えてみましょう。
北先生、お子さん役をしてくださいね!私は親御さん役をやります。
えっ?!なんでしょう…。
ニュースで電気自動車の販売が増加していることが取り上げられているとして、
電気自動車がなぜ増えていると思う?
電気自動車は環境にいいから。
なんで環境に良いと電気自動車の販売が増えるの?
環境に配慮する人が増えているから…?
なぜエコな人が増えていると思う?
…という感じで聞いてあげてください。
確かに、日頃から考える癖がつきそうですね!
別に、正しい答えを知っていることが重要ではありません。日頃から、自分の考えを論理的に考える思考力を磨くことが大事なのです。そしてその思考力が北中入試の「融合問題」で生きてくるのです。
ぜひ、今日から“理由を聞く”勉強法を実践してみてくださいね!