さて、令和5年度の高松北中入試も終わり、あとは特別追試験の合格発表のみとなりました。
令和6年度に高松北中受験をお考えのみなさん、今年の入試情報はご覧になりましたか?
今回は、今年の入試情報を振り返りつつ、来年の北中入試がどうなるのか、考えてみましょう。
令和5年度の北中入試情報
今年の入学定員は105人、
一方、入学志願者数は88人でした。(いずれも県内からの入学志願者を対象)
これを見てわかる通り、今年の北中入試はなんと定員割れ。
昨年の志願者数が124人だったことをふまえても、大きく志願者数が減少しています。
倍率としては、およそ0.84ということになりますね。
来年はどうなるの?
「今年定員割れだったから、
来年受けようと思っている人はあまり対策しなくてもいいんじゃないの?」
そう考えた方、もしかしたらその考えは甘いかもしれません。
一般的な入試の傾向として、倍率は上昇と下降を繰り返すものなのです。
「A校は倍率が低くて受かりやすい!」
という情報を見れば、可能性が高いなら受けてみよう、と思う人が増えますし、
「A校は倍率が高くて入るのが難しい!」
という情報を見れば、やっぱり挑戦するのはやめよう、と思う人が増えますから、
これは自然な事ですよね。
つまり、来年の北中入試では、志願者が大幅に増える可能性がある、ということ。
今まで北中入試を考えていなかった人も受験してくるかもしれませんよ。
他の方法で倍率が上がる可能性も・・・
倍率が上がるのは、志願者が増えるから、という理由だけとは限りません。
倍率は、
(志願者数)÷(入学定員)
で算出されます。
もし、入学定員が少なくなるようなことがあれば、さらに倍率は高くなるでしょう。
ひょっとすると、入学定員が1クラス分減って、70~80人になる、なんてこともあり得るかもしれませんよ。
令和6年度の受験生がすべきこと
このように、令和5年度の入試が定員割れだったからといって油断するべきではありません。
むしろ、ここ数年の中で一番倍率があがるかも…くらいの気持ちで学習・対策に臨むべきでしょう。
なによりも、
倍率が高いと想定して学習に取り組んだけれど、思ったより低かった、
という人は合格しますが、
倍率が低いと想定してあまり対策をしなかったけれど、思ったより高かった、
という人の合格は難しいもの。
想定外が起きたときに受かるか、落ちるか、の分かれ道はもう始まっているかもしれませんよ!
倍率は入試直前までわかりません。
備えあれば憂いなし、ですね。